こんにちは。
ゴーブのりこです。
「繊細さんのおうち起業」を訪れていただきありがとうございます。
繊細(HSP)な資質を大切にしながら、
カナダの自宅でおうち起業をしています。
ここからは、
子どもの頃から繊細で傷つきやすく
お豆腐メンタルの持ち主だった私が
小さな歩みを重ねながら、徐々に繊細だけど
強い厚揚げ豆腐メンタルの持ち主となり、
さらには、繊細さを活かして起業するようになるまでの話を
自己紹介という形でご紹介します。
少し長いですが、
お付き合いいただけますと幸いです。
幼少期:いじめ続けられる日々
私は、生まれつき体毛が濃く、子供時代は肌の色も黒くて、
幼い頃から容姿が原因でいじめを受けることは日常茶飯事でした。
他の子たちと見た目が違うことが大きなコンプレックスとなり、
そこからはコンプレックスの根を張り続けることとなります。
おまけに勉強も運動もできなかったし、自分には欠点しかない。
「なんで私だけがこんな目に合わなあかんの!」と
子供ながらに自分の人生を呪いました。
繊細すぎる性格ゆえに、学校ではちょっとしたことですぐに泣いてしまう始末。
同級生からのいじめに加え、先生とも合わない。
学校に行くのが嫌で嫌で、毎日が本当に苦痛でした。
後に大人になって、
自分がHSPと呼ばれる繊細さんであることを知り、
また学習障害や発達障害の特徴に当てはまることにも気が付き、
この頃に感じていた生きづらさの理由が分かるようになります。
そんな幼い私の楽しみは、
当時放映されていた海外ドラマ『フルハウス』を観ること。
おしゃれで洗練されたファッションに身を包んだアメリカの三姉妹。
大きなお家。可愛いお部屋。
長女にはかっこいいボーイフレンドまでいて、、、
いつかこんな恋がしたい。
階段付きのこんなお家に住みたい。
生きづらさを感じる私が
現実逃避できる、夢の世界でした。
『フルハウス』に出会い、
海外への憧れと英語への興味がぐんと高まることに。
10代:ブサイクちゃんの変身
中学生になった私は、
可愛い女の子たちがとにかくうらやましかった。
勉強ができる子、運動神経の良い子たちがうらやましかった。
周りの子達と比べては、
自分が置かれている現実とのギャップに苦しくなる。
コンプレックスと劣等感の塊でした。
そんな私が好きだったこと。
それはおしゃれを楽しむこと。
おしゃれをして遊びに出かけると、
クラスメイトが褒めてくれる。
もしかしたら、私は容姿は醜いけれど、
制服を脱いでおしゃれをした時は
少しだけ、憧れの可愛い女の子に近づけるのかも。
ファッションは
何の取り柄もない自分に
そう思わせてくれる希望の光でした。
そして、高校生になり、メイクを覚えた私。
可愛くない自分が可愛くなった瞬間!
鏡に映る自分を見て衝撃を覚えました!
私はもうブサイク女子じゃないんや!
ファッションとメイクは
見た目に自信のない私を、可愛い女子に変えてくれる魔法。
コンプレックスだらけで自信のない私を
優しく包み、支えてくれる存在でもありました。
20代 : セックス・アンド・ザ・シティ
とは言え、
自己肯定感がめちゃくちゃ低いまま
20代を迎えます。
恋愛も全然うまくいかない。
「私は容姿も学歴も
特に他人より際立つものはないから、
まだ若さを武器にできるうちに、
お見合いパーティーに参加したほうがいいと思うねん」と
本気で言っていました。
それでも、
変わりたくて、可愛くなりたくて、
不器用ながらも自分磨きに励みます。
永久脱毛に高額を投資したり。
25歳。
幼い頃からの夢だった海外生活と英語習得を叶えるため、
短大卒業後5年間勤めた会社を退職し
単身カナダ・ビクトリアへ渡ります。
気分は大好きな海外ドラマ
「セックス・アンド・ザ・シティ」の登場人物。
現実は、
英語取得の難しさや文化の壁で涙する日々。
お金も節約しながらの生活だったし、
ドラマの世界みたいな煌びやかな海外生活ではなかったけれど、
カナダに渡ったことは、
私の人生において大きなターニングポイントとなりました。
環境が変われば、運命も変わる。
当時ルームメイトだったフランス出身の優しい男性との
国際恋愛が始まりました。
それまでは恋愛下手でまともな恋愛関係を築けなかった私にとって、
彼との関係は本当に特別で私の人生を大きく変えてくれました。
彼や彼を通して知り合った人たちのお陰で、
自分という人間に少しづつ自信を持てるようにもなりました。
2年間のカナダ生活を経て、日本へ帰国。
フランス人の彼との遠距離恋愛が始まりました。
そして1年後。
再び私の人生を変えてくれた地、
カナダ・ビクトリアへ戻ることになります。
30代 : 会社員が辛くて逃げる
カナダへ永住を決めて戻ってきた私。
異国の地で生きていくために、
キャリアを積むことを真剣に考え始めます。
特に際立ったスキルがない外国人にとって、
海外でキャリアを築くのは簡単なことではありませんでした。
それでも、日中はオフィスでボランティア勤務、
その後は夕方から夜中まで日本食レストランで働く。
この地で根を張るためにがむしゃらでした。
忙しかったけど毎日楽しかったし、
とても充実していました。
32歳。
6年間の交際を経てフランス人の彼と結婚。
順調に進んでいるように見えたカナダ生活。
だけど、
その頃念願叶って就いた仕事が
あまりにもハードであったことと、
不妊が重なり、
心と体のバランスを崩してしまいました。
3ケ月の休職後、退職。
不妊という悲しみを抱えながら、
今後のキャリアについて悩む日々。
そんな私に、ある日、希望の光が差し込みました。
ことの始まりは、
フランスでの休暇中に、
人生の先輩でもある友人から届いたメッセージ。
「のりこちゃんにぴったりのお仕事を見つけたよ!
ファッションスタイリストになりなよ!」
日本で活躍されている、
あるパーソナルスタイリストさんの存在を教えてくれたんです。
「こんな素敵なお仕事があるんだ!」と驚いたと同時に、
胸が高まる感覚を味わいました。
「やりたい!これが私が今したいことだ!」と思いました!
子供の頃からファッションが大好きで、
以前から、友達のショッピングに付き合ったり、
ファッションコーディネートを手伝うのが好きだった私にはぴったりの仕事!
ようやく自分が心からしたい仕事に出会えたんです。
と言うと、綺麗に聞こえるのですが、
実は、
起業の一番の理由は
「もう会社員には戻りたくない!」
会社員生活から逃げるためのキャリア選択でもありました。
以前より、
ぼんやりと「得意を活かして起業したい」と
思っていたことも重なり、
もうあんな辛い会社生活を送る必要はなくなる。
同僚や上司の機嫌を伺いながら
毎日ストレスを抱えて働かなくてもいいんや!
苦しみの中、光を求めて、逃げるように起業しました。
とは言え、
私の中で何かが大きく動いたことは確かでした。
普段は人見知りで臆病。
行動するまでに時間がかかる私ですが、
「辛い会社員生活から自分の好きを活かして働く人生に変えたい!」
その一心で、
実際に日本でスタイリストとして活躍されている方に連絡を取り、
スカイプにてお話を聞かせていただいたり、
友人みんなにお願いして、
モニターとして実際にサービスを体験してもらったり、
苦手なパソコンを駆使して自分でホームページを作ったりと、
起業の準備を整えていきました。
2017年にファッションスタイリストとして起業。
34歳でした。
たくさんの方たちのサポート受け、
起業1年後にはキャンセル待ちが出たり、
リピーターさんがついてくださるようにもなりました。
自分には何の能力も取り柄もなく、
好きなことが仕事になるなんて無縁だと思っていた私。
相変わらず、
不妊には苦しんでいたけれど、
描いた夢は叶うと体感する日々でした。
37歳。
4年間の不妊を経て、体外受精で息子を出産。
大好きな夫とかけがえのない命に出会うことができました。
念願のお母さんになった頃、
私の起業内容にも変化が現れました。
起業当初から、クライアントさんの大半が起業家さんであったこと、
そしてファッションスタイリングと並行して
ビジネス構築やブランディングのサポートもしていたことから
徐々に、活動の軸を起業コンサルティングにシフトしていきました。
現在は、「起業コンサルタント」として、
繊細な資質を大切にしながら心地よく稼ぎたい起業家さんのサポートを行っています。
起業 : 夫の反対と稼げない日々
実は、スタイリストとして起業したいと決めた時
夫には反対されました。
「ニューヨークみたいな都会ならまだしも、
こんな小さな街のビクトリアで
誰がファッションにお金を出すの?
会社勤めと並行して趣味でやればいいんじゃない?」
共働きの夫婦にとっては、
両者の収入がお互いの生活に影響する。
夫から出た言葉は
ごく自然なことだったと思います。
でも、どうしても起業という道を諦めきれなかったんです。
夫は私にとって、
本当に本当に大好きで大切な存在だったけど、
私は夫が喜ぶための人生を歩むのではなく
例え、これが離婚の原因になることがあったとしても
自分がやりたいことに挑戦して自分の人生を歩みたいと思いました。
時間は一年ほどかかりましたが、
夫も私の本気度と努力を目の当たりにし、
少しずつ起業へ理解を示してくれるようになりました。
正直、
起業してからしばらくの間、
収入は不安定でした。
壁にぶつかったり、思うように進まず、
もう起業やめようかなと思った日もありました。
だけど、今では、
主催する「長期起業講座」も8期を迎え
素晴らしい受講生さん達にも恵まれて、
諦めずに続けてよかったと心から思っています。
結果が出るまでに時間がかかった経験は、
受講生さんの気持ちを理解し結果を出すサポートができる
私の強みとなりました。
起業して一番良かったことは、
繊細さは強みになると知ったこと!
受講生さんの気持ちを深く理解し、
受講生さんの声に耳を傾けることができる。
何かが壁になって動けない気持ちが分かる。
繊細な資質を大切に、
家族との時間も自分の時間も大切にしながら、
理想の暮らしを叶えることができる。
繊細さは才能だった♡